ヒトは心臓病・腰痛・難産になるように進化した!
複雑な道具を使いこなし、文明を築いて大繁栄した私たちヒトは、じつは「ありふれた」生物だった──。人体は「進化の失敗作」? ヒトも大腸菌も生きる目的は一緒? 私たちをいまも苦しめる、肥大化した脳がもたらした副作用とは? ベストセラー『絶滅の人類史』の著者が「人体」をテーマに、誤解されがちな進化論の本質を明快に描き出した、知的エンターテインメント!
序 章 なぜ私たちは生きているのか
第1部 ヒトは進化の頂点ではない
心臓病になるように進化した/鳥類や恐竜の肺にはかなわない/
腎臓・尿と「存在の偉大な連鎖」……
第2部 人類はいかにヒトになったのか
腰痛は人類の宿命だけれど/人類が難産になった理由とは/
一夫一妻制は絶対ではない……
終 章 なぜ私たちは死ぬのか