暴力にも勝る能力のヒミツ、それが「かわいげ」だ。
なぜアイツは許されるのか?
なぜアイツは実力以上に評価されるのか?
なぜならアイツには「かわいげ」があるからです。
世間にはミスをしても、多少失礼なことを言っても、なぜか許されてしまう得している人がいる。「かわいげ」のある人だ。
「かわいげ」という能力は誰もが持つわけではない。持たずとも生きられる。しかし、もし持っていると、窮地を救ってくれるかもしれない。
初の「かわいげ」研究本である本書では、まず誰もがよく知る有名人の行動を取り上げて、ぼんやりとした概念である「かわいげ」の輪郭を浮き上がらせる。次に、市井でよく見かける「かわいげのある人」の行動パターン(かわいげしぐさ)を観察する。そして、「かわいげ」とは一体何なのか? その本質に迫り、最後に、もし「かわいげ」がない場合はどうすればよいのか、対策を提案する。