あらすじいまにつながる社会の仕組みと、いまも変わらぬ人の情 「サツ回り」をしていた頃、『鬼平犯科帳』を愛読する警察幹部がいると知った。 小説の世界と、史実の江戸と、21世紀東京――。 フィクションとノンフィクションのはざまを時空を越えて歩いた。 大切なのは古地図と豊かな想像力。 そうすると、きっと見えてくる。 火付盗賊改方長官・鬼平と江戸のこんなところに共感! ・ 裏社会の人材(密偵)を登用 ・ 日本初の職業訓練所・更生施設「人足寄場」を開設 ・ 性犯罪の被害者に寄り添う ・ 捕まるならば火付盗賊改方にと自首する者、続出 ・ 社会の底辺で犯罪に手を染めた者や娼婦に見せるやさしさ ・ 夫婦げんかも仲裁?! 長谷川平蔵がわかる! 江戸のしくみがわかる! いまが見える!