あらすじ科学論の分野も狭隘な専門主義の影響を免れてはいない。福島の事態への科学論者の対応の鈍さが、それを象徴する。このように現実社会から切り離された「科学論」も危機にあるのではないか。科学と社会との関わりや社会における科学の位置付けについて俯瞰的に検討し、科学論の現状に一石を投じたい。 特集「科学論の挑戦」 中島秀人/ 埴岡健一/宮野公樹/野澤 聡/平川秀幸 <論考>ポリーヌ・シュナペール/池本大輔/五百旗頭 薫/佐藤卓己/周東美材/神門善久 <連載 >山崎正和 <往復書簡 correspondence>ビル・エモット+田所昌幸