全国に広がる“食べもの付き情報誌”が
「つくる人」と「食べる人」の新しい関係を生みだす
地域の優れた生産者と都市の消費者をつなぐ、史上初の食べもの付き月刊情報誌「食べる通信」は、いまや東北にとどまらず、全国11もの団体が刊行している。
その基盤をつくった高橋博之は何を目指し、どんな思いで全国を駆け回っているのか。
東北から日本の一次産業を変える取り組みとともに、熱いこころざしを語りつくす。
~~『食べる通信』とは、食べもの付き情報誌です。
編集長である私(高橋博之)が、農家や漁師を徹底取材。
彼らを特集する雑誌が、収穫された食べものとセットで読者に届けられます。
2013年7月。月刊『東北食べる通信』創刊。
海に山に里に東北各地の生産者を訪ね歩き、その生き様を誌面で伝えてきました。
紙面を通じて生産者の思いを知り、その食べものをおいしくいただく。
『食べる通信』を通じてつながった“つくる人”と“食べる人”は、さまざまな化学変化を起こしていきました。
東北から生まれた小さなメディアは、全国の大手メディアから注目を集めています。
現場ではいったい何が起きているのか。
本書は、食を通じた“世直し”をうたう、私たちの挑戦の記録です。~~