そういえば、あの本のこと、なんにも知らずに生きてきた。
一度は読みたいと思いながらも手に取らなかったり、途中で挫折してしまったりした古今東西の「名著」を25分間×4回=100分で読み解きます。各界の第一線で活躍する講師がわかりやすく解説。年譜や図版、脚注なども掲載し、奥深くて深遠な「名著の世界」をひもときます。
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■今月のテーマ
小説として描かれた、司馬遼太郎の「家康論」
戦国時代を最後に制し、260年に及ぶ江戸時代の礎を築いた徳川家康に、作家・司馬遼太郎が真っ向から取り組んだ小説『覇王の家』。鋭い人物観察と歴史への洞察力から浮かび上がる「知られざる家康」像を読みとき、また司馬がいかに歴史と切り結んだのか、その視点と方法に改めて光を当てる。
■講師:安部龍太郎