あらすじ音村夏貴は時々過呼吸の発作に見舞われる中学生。親友正哉の家が火事になり、彼が焼死した。両親を助けようと夏貴の目の前で燃えさかる火のなかに飛び込んでいったのだ。不審火だった。嘆き悲しむ夏貴の耳に親友の声が聞こえてきた。彼の遺した携帯から。そして画面には死んだはずの彼の顔が・・・・・・。携帯から語りかける友人との二人三脚で、夏貴が探り出した驚愕の真相は・・・・・・? 畠中恵、初の現代小説。ファンタスティック・ミステリ!