名作『マインド・イーター』の著者が新たに挑む、宇宙と人類と音楽、そして犬の物語。土星の衛星タイタンの軌道上をまわる電波望遠鏡搭載探査機で、レネは滅びつつある地球を離れ、ひとり、外宇宙からの信号を観測する任務に就いていた。パートナーはラブラドル・レトリーバーと、陳老師という名のAIだ。レネは音楽の専門家で、宇宙からの信号は音楽のようなものであるはずだと考えられていた。そしてある日、超新星化したベテルギウスの方向から信号を受信する。※本電子書籍は、『Genesis この光が落ちないように』(東京創元社 2022年9月30日初版発行)に掲載の「星から来た宴」のみを電子書籍化したものです。『Genesis この光が落ちないように』全ての電子書籍版ではございませんのでご注意ください。