暦法改新から9年。旧六連合域には民主制を標榜するブレザン率いる協和派と、六連合の復活を目指すイネッサー率いる護民派が割拠していた。ジェダオは、自らの不死を維持しようとするクジェンの手によって復活し、彼のもとで艦隊を率いて出撃する。一方、チェリスは姿をくらまし、六連合の復活を阻止しクジェンの野望を挫くべく独自の動きを見せる。銀河を巻きこんで各者の思惑が交錯する中、いよいよ最終決戦が迫る。『ナインフォックスの覚醒』『レイヴンの奸計』につづくローカス賞受賞三部作完結編。2019年ヒューゴー賞、クラーク賞候補。