あらすじ明治神宮外苑近くの林で発見された男の死体。黒縁のメガネをかけ、鼻下に細いひげをたくわえた男の人相は、一見重役ふう。白いワイシャツにきちんとネクタイを締めていたが、なぜか下半身はパンツ一枚だった。郷原部長刑事をはじめとする四谷署刑事課の面々は捜査を進めるも、被害者男性を中心とした複雑な男女関係が判明するばかり。容疑者には事欠かないが、肝腎の決め手に欠けるのだ。郷原部長の推理の行方は? 著者の初期を代表するシリーズ、第二弾。