※この電子書籍は紙版書籍のページデザインで制作した固定レイアウトです。
プログラミング言語Elixirを学ぶ
Elixir(エリクサー)は、並行処理を得意とするプログラミング言語
ErlangのVM(エンジン部分)を基盤とし、Erlangよりもなじみやすい
文法を採用したプログラミング言語です。
本書は、RubyやElixirの伝道師として、そして「達人プログラマー」として知られるDave Thomas氏による、
プログラミング言語Elixirの定番解説書、Programming Elixir 1.6
(Pragmatic Bookshelf, 2018)の日本語訳です。基本的なプログラミングから、
並行処理、さらなる応用へと順を追って進む構成になっています。
本書を読むことで、Elixirらしいプログラミングを学ぶことができます。
第2版では、内容が大幅にアップデートされ、Elixir 1.6以降に対応しただけではなく、
開発ツールの利用を含めたアプリケーション開発の実際についての解説が、より充実したものになっています。
またこの日本語版第2版には、Elixir 1.6以降の周辺事情や、開発現場で
知っておきたい情報をまとめた補遺が追加されています。
Elixir作者による前書き
はじめに(正当化のむなしい試み、再び)
第1章 赤いカプセルをとれ
第 I 部 伝統的なプログラミング
第2章 パターンマッチ
第3章 不変性
第4章 Elixirの基礎
第5章 無名関数
第6章 モジュールと名前付き関数
第7章 リストと再帰
第8章 マップ、キーワードリスト、セット、構造体
第9章 寄り道:型とは何か?
第10章 コレクションの処理 ── EnumとStream
第11章 文字列とバイナリ
第12章 制御フロー
第13章 プロジェクトを構成する
第14章 ツールの利用
第 II 部 並行プログラミング
第15章 複数のプロセスを使う
第16章 ノード ── 分散システムの要
第17章 OTP:サーバ
第18章 OTP:スーパーバイザ
第19章 さらに複雑な例
第20章 OTP:アプリケーション
第21章 タスクとエージェント
第 III 部 より高度なElixir
第22章 マクロとコードの評価
第23章 モジュールのリンク:ビヘイビアとuse
第24章 プロトコル ── ポリモーフィック関数
第25章 かっこいい機能いろいろ
付録A 例外:rais、try、catch、throw
付録B 型仕様と型チェック
付録C 参考文献
付録D Elixir 1.6以降の状況と開発運用の実際
付録E 日本語版に寄せて