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人間の身体と神経性モデルの制御系がわかる本
高齢化が進む中、運動障害の予防とリハビリテーションには神経ネットワークと身体制御の関係性を医工学的につまびらかにする必要があり、これに関する国家プロジェクトも盛んに行われています。また、ロボティクス分野では、神経系と人間の身体の挙動のつながりを分析することで、より効率的なロボットの制御に生かす「身体知」という研究分野に関心が高まり始めています。
本書は、人間の身体と神経系のモデルを、システム制御論と同じ体系で工学的に捉えて、上記のような研究の流れに関心をもっている研究者へ向けて、順を追って解説する専門書としてまとめたものです。
1章 序論
2章 システム基礎
3章 運動制御の神経機構I ― 高次運動系
4章 運動制御の神経機構II ― 運動実行系
5章 身体・空間・運動
6章 身体インピーダンス調節
7章 環境適応
8章 随意運動制御
9章 姿勢制御
10章 歩行制御
付録1 2関節6筋モデル
付録2 (三)半規管の動特性