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資源小国日本の明日を変える海底資源はどのようなものか?
日本は、エネルギー、金属、食料などの多くを輸入に頼っている資源小国です。しかし、資源小国日本には隠れた資源があります。日本の領海および排他的経済水域(EEZ)の海底には、豊富な鉱物資源や、メタンハイドレートなどのエネルギー資源の存在が確認されています。
この海底資源は、残念ながら今すぐ利用できるものではありません。今後、「資源量の確認」、「採掘技術の確立」、「環境評価」、「経済性評価」など多くのハードルをクリアして、はじめて利用できるようになるものです。しかし、現在の社会状況などを考えれば、海底資源開発は今後さらに重要になり、着目されていくでしょう。
この本では、日本の海底資源の実態、採掘のためにクリアしなくてはいけない課題、将来の展望などを総合的に紹介していきます。
プロローグ なぜ今、海底資源が注目されているのか?
第1章 海底からの熱水が金や銀を噴き出している
第2章 金属資源が塊になって転がっている海底
第3章 重要金属を豊富に含むコバルト・リッチ・クラスト
第4章 海洋に眠る豊富なエネルギー資源
第5章 日本の海底資源開発はどの段階にあるのか?
第6章 海底資源をめぐる「科学・技術的」未来学
エピローグ ただ採掘するだけでなく日本独自の商品化を