とある孤島に、二人の男と一人の女。『ニコニコ人生センター』という宗教団体に所属し『孤島のプログラム』と呼ばれる無人島での共同生活を送り『安住の地』へ行ける日に思いを馳せている。
ある時、『船』に乗った外部の人間たちが島を訪れるが、彼らを『不浄』であると判断した男は『処理』してしまう。その頃から、孤島で暮らす男と女の関係に変化が生じ始め、互いに秘密を作ってはいけないはずの三人の間に、愛と欲と猜疑心が交錯する……!!
閉鎖された空間での規則的な自己運動と内部崩壊を、山本直樹ならではの醒めた視線でありながらユーモラスに描く本作は、今もなおリアルなものとして切実に訴えかけてきます。必見の作品です!!