あらすじ「そなたは私のモノだ…」平安時代――官職につくこととなった父と共に、都へやってきたかおる。憧れていた華やかな都での暮らしに胸が弾むかおるだったが、父に官職を与えると約束していた大臣の急逝により、事態は一変してしまう。大臣の屋敷の雑舎で質素な仮住まいをしながら、父は仕事を探し、母は下働きとして酷い扱いを受けるようになり、屈辱的な毎日を送っていた。そんなある夜、眠れないかおるの元に銀色の狼が現れる。嚙み殺されて食べられると思いきや、狼はかおるの着物を剥ぎ乱して…!?