あらすじ神霊の降りる童子──依坐に選ばれた子は、神事の前夜、物忌をして夜を明かさねばならない。古い因習の残る町で、山科斎はかつて依坐の童子として選ばれた。その時斎が左眼を失った理由を、誰にも話すことはなかった。10年後、斎の従弟が依り坐となり、あの神事の日が近づいてくる。またその日は左眼の代償に得たものが叶う日でもあった。だが……!? オカルト伝奇ロマン、満を持して登場!