快適な「お昼寝」の場を提供するサロン『Alcea rosea』の経営者兼アロマテラピストの白坂葵は、世間でも『癒しの貴公子』として話題にのぼる有名人だ。ある日サロン内で取材に応じていたところ、近くの企業・ワジマ自動車のエリート社員・財前が乱入。作業効率UPの試験運用として昼寝をしていたワジマの社員を引っ張り出し、何をサボってるんだと叱り飛ばしてしまう。客の休養を妨げられ、あげく「こんな店は暇人の遊び場みたいなもんだ」と吐き捨てられ、葵は憤慨し、眠りなど重要じゃないと言い張る財前にも試しに「お昼寝」してほしいと強く迫るが……!?(「眠れぬ暴君の癒し方1」はウェブ・マガジン小説花丸 Vol.26に収録されています。重複購入にご注意ください)