天皇は国民をどう見ていたのか。そして国民は天皇をどう見ていたのか。
国民と共に歩む歴代天皇を支えた「天皇家の二つの家訓」があった。
宮崎正弘氏(評論家)が推薦する通史で見る「天皇と国民の関係」
[内容より]
◎なぜ織田信長は天皇を滅ぼさなかったのか
◎親子でもないのに「お父さん」と呼ばれた応神天皇
◎国家と国民のために神に祈る天皇
◎国防の任務を誇る防人の歌
◎突然、民を思う御製が出現した『新古今集』
◎金と権力が無くても天皇が真の統治者
◎天皇は国のためなら戦う王
◎孝明天皇は世界平和を願っていた
◎福沢諭吉の尊王論
◎特攻隊員たちは昭和天皇をどう見たか
◎令和の若者たちの「天皇観の保守的転回」
[章だて]
プロローグ
序章 天皇家の二つの家訓
I 権力を持った天皇の天皇意識
第一章 飛鳥時代まで
第二章 奈良時代
第三章 平安時代
II 権力を持たない天皇の天皇意識
第四章 鎌倉・室町時代
第五章 皇統の危機を救った二つの家訓
第六章 江戸時代
第七章 孝明天皇の「攘夷」は国民のため
III 国民と共にある天皇と国民の意識
第八章 明治時代
第九章 大正時代
第十章 昭和時代
第十一章 戦後に分裂した天皇意識……敬愛と侮蔑
第十二章 平成時代
エピローグ