グローバルな時代こそ、「日本的経営」が輝く! クール・ジャパンの経営版
近年の日本企業は、欧米の株主資本主義的経営こそ最新の経営と思い込み、「三方良し」を追求する日本的経営を時代遅れと考えているようです。しかし、人間が成長する存在であることを考えれば、日本的経営の方が経済的パフォーマンスも良く、人々や社会を幸福にするパワーもはるかに優れています。今日の優れた欧米企業はそのことに気づき、日本的経営を咀嚼し、追求しています。本書は、先人の足跡をたどることで、読者に日本的経営とは何かを思い出してもらうことを目的としています。それによって日本の企業人、企業、国全体が活力を取り戻すと信じています。
殿堂入りメールマガジン『国際派日本人養成講座』ベストセレクション第3弾!
第一章 現代を生き抜く日本的経営
日本電産・永守重信の新「日本的経営」
老舗企業の技術革新
世界ダントツのサービス品質が未来を拓く
知的障害者に「働く幸せ」を提供する会社
第二章 世界に挑んだ日本的経営
井深大――日本人の創造力
本田宗一郎と藤澤武夫の「夢追い人生」
しょうゆを世界の食卓に――国際派日本企業キッコーマンの歩み
海外貿易の志士――森村市左衛門
第三章 国を興した日本的経営
豊田佐吉の産業報国
伊庭貞剛――君子、財を愛す、これを取るに道あり
縁の下の力持ち――銀行業の元祖・安田善次郎
日本型資本主義の父――渋沢栄一
第四章 日本的経営の源流
松下幸之助――日本的経営の体現者
二宮金次郎の農村復興
石田梅岩――「誠実・勤勉・正直」日本的経営の始祖
道徳が経済を発展させる