取引先の社長から頼まれたのは、若い妻の調教だった! 愛欲に満ちたダブル不倫の果ての四角関係の行く末は? セックスとバイオレンスの巨匠・友成純一による官能小説集。
「彼女は、身体が敏感過ぎるのだ。裏返すと、もし愛撫される歓び、舌と唇による刺激の心地良さに目覚めたら、肉体は愛戯に対して、素晴らしい反応を返してくるはずだった。彼女は実のところ、女としての本当の喜びを、まだ知らないのではないか――そう思うと、あらためて、彼女の肉体に発情する。自分こそが、女としての快楽を教えてやりたいという思いで…」
男と女は、2人だけの密室のなかで痴態を繰りひろげるが、それにはおそろしい代償が待っているのだった。
官能雑誌「小説新撰」誌上をいろどった、異才・友成純一のエロティカ集。