子犬ルーミーは愛と笑いを連れてやってきた。
幼くして母と死に別れ、半年前に最愛の父も亡くした12歳の少女オリーブ。
会ってまもない異母姉のモーディと新しい生活を始めることになる。
「大きく暮らす」を合言葉に、幸せに暮らせる方法を姉と一緒に模索する新生活は、とまどうことも多いけれども、発見も多い。
そんなとき、犬好きが高じて盲導犬の子犬を育てることになる。
「うわあああああああああ」
子犬を見たとき思わず叫んでしまった。
そのかわいさったら、もうたまらない。
犬は、奇跡のようにすばらしいフワフワの毛の生きもの。
パピーウォーカーとしての10か月は、
めちゃくちゃ幸せな時間になるだろうか?
子犬ルミーの10か月の成長をオリーブの視点で追いながら、彼女自身の成長も描きだす。