「ボスが、今すぐオフィスへ来いって」
同僚のいつもの言葉に、ウエイトレスのローズの頭はたちまち冷静さを失った。
「わかったわ」か細く上ずった声で答える――そわそわしている様子が表に出ないよう、細心の注意を払って。
分厚いオフィスのドアの奥で革張りの回転椅子にゆったりと腰掛けていたボスが、重々しい口調で静かに言った。
「今日のランチタイムに、冷めた料理をお客に出したそうだね」
全身にぞくりと戦慄が走り、ボスの黒いブーツをじっと見つめる。
「こういうトラブルを起こした者にはお仕置きが必要だとぼくは思うが。どうだね?」
ローズは蚊の鳴くような小さな声で答えた。「はい、ご主人さま……そういうウエイトレスはお仕置きに値すると思います」
「出せ」ボスが命じた。両手を大きな椅子のアームに預け、待ち受けている。
「はい、ご主人さま」ローズはコンクリートの床にひざまずき、ボスの大きく開いた脚の間に体を滑り込ませると、ズボンをゆっくり引き下ろした。
そのとたん、怒張した彼のものが勢いよく飛び出し、獣じみたにおいが一気に立ちこめた。
ボスが喉の奥で低い声を洩らす。「では、きみがどれくらい反省しているか見せてもらおうか。口を開けろ」