あらすじ女の姿が描かれた人間の皮……青い顔、鋸の歯の妖怪がその皮をすっぽりとかぶると、たちまち女に変った。彼がその肌になれ親しんできたあの女に――。ぶきみな化け物が怪異を現じ、什器が、草木が、けものたちが、姿を変じて人をたぶらかす。超常識のあやしい魅力をたたえた、身の毛もよだつ妖怪物語、67篇。