既刊(1巻)

天翔る鳥のように

-
590
ここから一歩外に出たら、僕たちは異端だよ。姉さん、俺にこの人をくれよ。――匡之の舌が、自分の指に滲んだ血をなめ取る感触に、音也は目尻を紅く染めながら眉を顰める。「……僕の、血が」呟きながら見上げれば、匡之は確かな欲情のこもった瞳で、音也の顔を見つめていた。(僕らは二人とも、お互いを欲しがっている……)
590
天翔る鳥のように

天翔る鳥のように

590

天翔る鳥のようにの他の巻を読む

既刊1巻
1 / 1

通知管理

通知管理を見る

天翔る鳥のようにの作品情報

あらすじ

ここから一歩外に出たら、僕たちは異端だよ。姉さん、俺にこの人をくれよ。――匡之の舌が、自分の指に滲んだ血をなめ取る感触に、音也は目尻を紅く染めながら眉を顰める。「……僕の、血が」呟きながら見上げれば、匡之は確かな欲情のこもった瞳で、音也の顔を見つめていた。(僕らは二人とも、お互いを欲しがっている……)

天翔る鳥のようにのレビュー

まだレビューはありません。