あらすじ戦後、利権争いを繰り広げ対立してきた三条と葵の二大企業。その次期頭首として、生まれ落ちた瞬間から競い合ってきた三条雅人と周防久仁彦は、8月の避暑地で偶然出会う。心臓の音が聞こえそうなほどの静けさの中、急速に距離を近づけていく二人。そしてついに越えてはならない一線を越えてしまう。見つめ合い、口づけを交わすだけで火照り歓喜に震える二人の体は、驚くほどの早さで熱く昂まり…。憎しみ合う運命の歯車が、いま動き始める。