あらすじ出現の理由も目的も一切が謎。災いをもたらす伝説の巨獣が、なぜか自分の回りに出没してる!? そんな紅介(こうすけ)を足繁く訪ねてくるのは、隣人のジャック──逞しい体躯に黒く艶々した耳をもつ狗(いぬ)の國(くに)の青年だ。風邪を看病して以来、紅介に首ったけで、尻尾を振りたくって懐いてくる。これ以上踏み込まれると重くなる──。ジャックとの距離を測りかねていたある日、再び巨獣が紅介の前に現れて!? ※口絵・イラスト収録あり