人界と魔界が切り離され、絆も断たれた――時間流、次元流の摂理、森羅万象のすべては無と化してしまうのか?
魔界・不二の宮崩壊のそのとき、相模忍ら4名は役行者の結界で庇護され、一命をとりとめた。しかし、もう二度と人界に戻ることはできないと知り、呆然となる。一方、人界では安西竜二と伊吹風太が、そこに何者の気配もなくなったことから、人界と魔界の絆が失われたことを悟る。そして北斗多一郎と安西雄介の手がかりを求めて、次元断層を目指す一行は、暗黒の惑星ユゴスにたどり着いた……。
栗本薫が圧倒的な筆力で現代日本にクトゥルー神話を甦らせた、超伝奇シリーズ第2部「地球聖戦編」第8作!