地球を侵略せんとする邪神クトゥルーと、それを迎え撃つ地球先住の神々。奇病〈ランド症候群〉が人類に襲いかかる!
中東から姿を消した伊吹涼は、全世界人類防衛機構(WWSA)極東地区最高責任者をつとめる北斗多一郎とともに、暴動寸前のニューヨークにいた。多一郎に信頼を寄せるようになった涼は、彼が安西雄介を敵視していることを知って2人の仲を取り持つことができるのは自分しかいないと、衝動にかられて街に飛び出していく。そのころ日本では、雄介の弟分であるフリーライター・生島耕平が、人間が半魚人化していく奇病〈ランド症候群〉を追って北斗化学に迫ろうとしていた――!
栗本薫が圧倒的な筆力で現代にクトゥルー神話を甦らせた、超伝奇シリーズ第6弾!