地球を侵略せんとする邪神クトゥルーと、それを迎え撃つ地球先住の神々。人類をも巻き込んだ戦火は海を越えて燃え広がる!
次々に起きる異変を「クトゥルー対先住者」の大戦争であり、人間はそのとばっちりをうけているにすぎないと看破した、オカルト研究者・加賀四郎。彼の進言に従い、安西雄介は弟・竜二とともに特殊軍団を結成するとまもなく、伊吹涼、左文字徹、加賀とともに空路エジプトへと旅立った。しかしその飛行機には冷気を放つほどに美しい、異様な男が乗り込んでいた。彼こそが結城大和、先住者のひとりで〈眼〉とよばれる者であった――!
栗本薫が圧倒的な筆力で現代にクトゥルー神話を甦らせた、超伝奇シリーズ第4弾!