邪神クトゥルーと地球先住の神々の壮絶な戦いの火ぶたが切って落とされた! 人類の運命やいかに――!?
葛城繁の絵に出会った銀座の結城画廊を再訪した伊吹涼と安西雄介だったが、画廊は忽然と消え、異臭を放つ奇怪な魚人間・インスマウスの巣窟となっていた。姿を消した画廊経営者・結城大和と妹・伽や子の手がかりを求めて雄介兄弟、弟の風太とともに奔走する涼を、行く先々で邪神による怪現象が襲う。そしていつしか邪神の手は、涼と風太が家族と暮らす東京郊外の団地にまで及んでいた――!
栗本薫が圧倒的な筆力で現代日本にクトゥルー神話を甦らせた、超伝奇シリーズ第2弾!