あらすじ異端審問の牙城・スペイン宮廷で、告発されてしまった海斗(かいと)。唯一の救いは、ビセンテが通訳として傍にいてくれること。いつでも冷静で優しい緑の瞳が、不安に挫(くじ)けそうな心を支えてくれるのだ。フェリペ2世の計らいで、有能な弁護人がついた海斗は、審議の一時休廷に成功!! ところが安堵したのも一瞬、情報漏洩(ろうえい)を危惧するウォルシンガムが放った暗殺者に、海斗は毒殺されかけて!? ※電子版には、紙版に収録されている挿絵は収録されていません。