あらすじ映画監督を夢見る宝(たから)のお気に入りは、良質な作品選びで定評のある単館シアター。ところが館主の持論は、「客の入る映画がいい映画」!? その男・中嶋壱勇(なかじまいちゆう)は、確かな映画センスと経営手腕で、地味な映画も必ずヒットさせるヤリ手経営者。理想の映画論を振りかざす宝にも、大人で余裕な態度を崩さない。始めは反発していた宝だけど、次第に壱勇に認められたいと創作意欲を刺激されて!? ※電子版には、紙版に収録されている挿絵は収録されていません。