あらすじ30年前にできた夢の町・ニュータウン…そこは団地の町。建築家・上杉真司は、ニュータウンの再開発を進めるプロジェクトの一員として、この地を再訪した。二十数年前、ひと夏を過ごした叔母家族が住む団地があり、両親を亡くした真司にとって温かい思い出のある町。そして団地の中には、ここで生まれ育った子供たちの思い出と約束がいっぱいつまっている。――東京のもうひとつの顔、“郊外”を描いた、名手・柴門ふみの極上の連作短編集。