あらすじ林は緊急入院した母親を見舞うが、元々のわだかまりもあって口論となってしまう。天涯孤独の森内は家族に縁が薄いがために詐欺に遭った過去を初めて関に告白する。 その時舞い込んできた特掃の依頼。 故人はIT系の仕事をしていたが、ネットを介しての不定期な業務だったために、連絡が取れないことを不審に思われず発見が遅れたという。 社会的に孤立していない人間でも孤独死する現代。 「せめて同居の家族がいれば…」という依頼人の言葉に森内は家族を失った社長を思い…。 最小単位でありながら人間関係の基盤となる“家族”との関わり方を見つめる76話。