工藤安子は、バツイチの夫と娘、夫の両親と一緒に暮らしていた。工場を営む義父母に借金が結構あるらしく倹約にうるさい。夫には前妻との間に子供がいて養育費も払っているため給料も少ない。給料は夫がほとんど使い、自分も手伝っているのにお金はもらえない。その上、家事もしていて休みはない。ストレスはたまる一方で、食べている時だけに幸せを感じるように…。あるとき、義両親と夫の会話で、前妻とその子供に会いに行くことを偶然聞いてしまう。自分と娘より前妻とその子供を大事にする夫と義両親に、何かが蓄積されていき、気がつくとどんどん食べ、太っていくのだった…。