あらすじ村人と山の民を巻き込んだ混乱の果てに、叔母・真理の心は壊れ、父・捨吉は死んだ。すべては、好奇心からしきたりを破り、「あの世」に近づいたせいなのか。責任を感じ、「あの世」への思いを断ち切ろうとする杏の前に、再び和音が現れる。「この世」と「あの世」を繋ぐ、禁断の「武器」をたずさえて――。この物語で描くのは、山下和美が描く、日本という国への不安。
モモさん通報5.0圧倒的な世界観圧倒的な世界観に魅せられて、一気に読んでしまいました。日本人なら、どこかで聞いたことのある昔話。子供の頃に不安に感じた部分を、作者の世界観で興味深く描かれています。続編が気になって仕方ない一冊。2018/07/15いいね(6)