やっぱり泣いた
死別ってのが引っ掛かって、買ってからずっと読まずに避けてました。(何故買ったのかw)
案の定、先輩の写真に貼られた付箋の「好きだよ」で号泣。
そこから涙腺がぶっ壊れて画面が見えず……。
ですが死んでしまうのが分かってたから、先輩の気持ちがちらほら見える度に読んでて辛かった。
せめて生きてる内に互いの気持ちを伝えられていたらと、切なくて苦しかったです。
どんどん変わっていくトオルの心情の変化が非常に上手く描かれていて、より切なく物語に深みと重みが出ており、心にずっと余韻を残す作品です。
いっそヒカルと結ばれてくれたらとも思ったけど、それじゃきっと本当の救いにはならないですよね。
続編で天鳥とくっつくのは分かってますけど、出来るなら生きてる先輩の傍でトオルには変わっていって欲しかった。
先輩目線の短編が余計に切ないです。
同時収録のもう一作は、ほっとするお話でした。