あらすじ雨の中、瑞寛寺の軒下に座り込むひとりの男がいた。丈巌がその男に声をかけると、あの木の枝で首を吊るためのロープを貸してほしい、と言う。深刻な男の様子に、丈巌は青円を呼び、その悩みを聞くことにするが……。「青円苦悩」の他、これまでのまじめさとは裏腹に何かに憑かれたかのように遊び始めた佐々木家の子息への青円の助言「遊びの心」など11編を収録。知力、腕力ともに日本一のケンカ坊主。背筋を正しくさせる、その説法をご覧あれ!