菅と原は幼なじみで、大学からは一緒に暮らしている。クールで女子にモテる原。それを気取ることもない彼は、菅の自慢の親友だった。時折、甘すぎる原にむずがゆくなれど、菅は少しだけ嬉しくもあった。原に対する自身の親友以上の気持ちを自覚していたからだ。かと言って、今以上のポジションを望んでいるわけでもなかった。一番近くにいられたら、それだけで―――。ある晩、原からは帰りが遅くなるとの連絡が。久しぶりに家で一人過ごす菅は、ソファに置きっぱなしの原のジャケットを見つける。手に取れば鼻腔をくすぐる原の匂い。それに思わず欲情してしまい……?ちょっぴりエッチでとびきりトキめく、ニコイチ・ラブストーリー!