自己投資は、決して今日明日に、すぐに効果の出るものではありません。
目先の結果にこだわるものではなく、5年後、10年後も第一線で活躍するための、本当の実力を身につけるのが目的です。
また、仕事や人生においては、誰にでも当てはまる成功の方程式なんてものは存在しません。そのため、自己投資は自分で考え、“テーラーメイド”の自己投資の対象と手段を選定する必要があるのです。
もしかすると、「自己投資」と聞いてイメージするのは、セミナーに通ったり、人脈を増やすために尽力したり、資格を取ることに注力したり……といったことかもしれません。
もちろん、それもひとつの側面ではあります。
しかし、本書はそれだけではなく、自己投資の本質に迫り、仕事で結果を出し、人生やキャリアの選択肢を広げていくノウハウを解説していきます。
本書を読むことで、自己投資の真髄が理解できることでしょう。
私は、20代のときから、ひたすら自分に投資したことで、人生において多くの選択肢を得ることができました。
仕事を含む人生において、様々な選択肢を持てているか否かは、心の余裕や幸せの度合いに大きな影響を与えます。
「自分らしく」という言葉が世の中にはあふれています。
自分らしくあるためには、人生のあらゆる面において自己投資をし、自分にとっての現実的な選択肢を増やすという、投資期間が必要なのです。
投資なくしてリターンなし。
仮に、現状に不満があるのであれば、適切な自己投資をすることで、年齢に関係なく人生を変えることができます。たとえ最初は小さな一歩だったとしても、地道に続けていくことで、必ず成果が出ます。
誰にとっても、人生は一度きりです。
そして人生とは、幸せの追求をする旅なのです。
だからこそ、楽しく、生きがいを持って生きていきたいものです。
ぜひ、みなさんも、自分自身の可能性を最大まで広げる、自己投資の旅に乗り出していきましょう。
本書を通じて、少しでも多くの方が、自己投資の重要性に気づき、選択肢を広げる第一歩を踏み出されることを祈願いたします。
安井元康
(「はじめに」より一部抜粋)