由緒ある観光地日光、鬼怒川、赤城への特急列車から通勤輸送まで、幅広く展開し続けた東武鉄道は、時には手堅く、時には大胆に決断を下しつつ、発展を遂げてきた。高度経済成長期には、デラックスロマンスカー1720系を導入する一方、8000系通勤車の大量増備を進めて需要に応え、今では路線の適性に沿った新世代の車両たちが、快適な移動空間を提供している。こういった車両の変遷を振り返ると共に、縁の下の力持ちである保守検修の拠点も総覧し、沿線利用者に親しまれる東武鉄道の魅力に迫る。
※この電子書籍は2015年11月にJTBパブリッシングから発行された図書を画像化したものです。電子書籍化にあたり、一部内容を変更している場合があります