シンプルでも絵になる住まいの秘密は素材と背景にあります。
「すっきり、シンプルな暮らしをしたい」と
まるで、重くなりすぎた荷物を下ろすように
壁紙や雑貨など、これまで飾り、重ねてきたものを
一つひとつ取り払っていくと本来のわが家がみるみる姿を現します。
余計なものがなくなってしまえばしばらくは気楽で、新鮮な気持ちでいられますが
それは、最初に目指したものとは、やはり違います――。
お仕着せのクロス壁の味けなさ、つやつやしたフローリングの軽薄さ。
そのままでは、自然でのびのびとした心地よさにはいま一歩近づけません。
たくさん経験を積んで、そこから引き算することで
住まいを見つめ直している今だからこそ、シンプルでも長く愛せるものをベースにした
本当に気持ちのいい部屋づくりを考える好機だと思うのです。
花瓶にいけた季節の花が、生き生きと映える塗り壁や
古い家具が呼吸するようになじんで見える木の床、
シンプルななかに、美しさや力を感じる自然の素材を選んで
その力を借りながら、必要なものだけ作り足していく。
人の手を加える部分は少しでいいから素材の力が生きるように、
さっぱりとしたデザインで。
これまで培ってきた経験が、きっと手を貸してくれるから
さらにもう一歩先の、心地のいい家づくりへと足を踏み出してみませんか?
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