「うちは狭いから、ものが納まりきらなくて」というのは、たくさんの人が共通して抱えている悩み。狭いと感じてしまうと、家事がおっくうになったり模様替えをあきらめなくちゃならない気がしたり家族が手伝いをするのすら、ジャマに思えたりと、わが家を「楽しみのない家」と思ってしまうからやっかいです。でも本当のところ、楽しみは暮らしや家族との時間のなかにあるものです。絶対に譲れない、”幸せな時間”がちゃんとわかっていれば狭さという壁を乗り越える方法は、案外簡単に見つかります。がまんがなくなるわけじゃないけれど工夫したり、手を動かしたりしたぶん手に入れた楽しみも、大きく感じるもの。改善を重ねて手に入れた、小さくても大好きなわが家にはほかのどんな家よりも、幸せな時間が流れているはずです。主婦と生活社刊。