あらすじ古びた本のにおいに混ざる清潔で清廉なシャンプーの香り。かるく目眩がした、放課後――。「静かに本を読める場所が欲しい」と願っていた楢崎は、ひょんなことから学内で有名な素行不良の生徒・寺島のお目付け役に抜擢され、二人きりで放課後の図書室の受付をすることになる。初めこそ会話のない二人であったが、ページを繰る音だけが響く図書室で、楢崎は不思議な空気をはらむ寺島に次第に興味を持ち始める。やがて学校は夏休みに入り、お目付け役もお役御免となるが――。
リンゴさん通報5.0男前すぎる思慮深い攻めと衝動的な受けだけど、お互いがお互いに男らしい。自分のことは自分で守っているけど、相手のことをものすごく守る姿にグッとくる。相手に対して言葉の選び方が艶やかでどこか色気も帯びて、暴力的なほどの強い愛が伝わる。特に受けの伝え方。こんなことを言われたら一生離したくないなって思わせる。2022/06/11いいね(1)