●あらすじ/給料日前ということもあり、ハンバーガーの昼食が続く笑介に、伸子がケーキを差し出す。だがその日の午後、腹痛におそわれ病院に行った笑介は、食中毒で1週間入院することになった。伸子のケーキは3日前のものだったのだ。ところが、1週間の思わぬ休暇が取れたと笑介は大喜び。笑介の隣のベッドの高野さんは大手家電メーカーの部長で、人間ドックのため入院していた。ある日、高野と奥さんは笑介の所に同僚が見舞いに来ないことを不審に思う。組織に必要な人物なら見舞い客が来るはずだと高野に言われ、不安になった笑介が会社に電話をすると、高山は「帰ってきても笑介の席はない」と冷たく言い放つ。冗談だと聞き流す笑介に、高野は「ありえること」とさとす。慌てて室町食品のレポートを書き始めた笑介は、病院を抜け出して室町食品へ向かうが…(第1話)。▼夏期休暇が終りリフレッシュした笑介は、外資系企業との取引を任される。この取引は、スナック菓子製造に必要な小麦粉のセールスだが、先方の支社長に会うためにはキャリアウーマンの支社長秘書に気に入られないと無理らしい。早速、秘書の北野女史を訪れた笑介。しかし、3か月分のスケジュールが決まっていて、とても笑介と会う時間が取れないと取り合ってくれない。高山は、うまくいかない笑介に「相手の歩調を合わせるように」とセールスの基本を教える。手土産を持ち、連日北野のところに出向いた笑介だったが、ある日、別ルートでその企業と接触していた部署が、他の契約と一緒に小麦粉の契約も成立させたことを知る。通い詰めた1週間を無駄にしたと激怒する笑介だが…(第6話)。