●あらすじ/もうひとつのアプサラス「イーグル」を持つ王鋭剣と、互いのアプサラスを賭けて、二つのサイコロの目を当てる「賽本引き」の勝負をする翔。1本目、2本目は一発で当てたものの、3本目になって翔は急に張ることができなくなってしまった。これまで翔に目を教えてきた天竺賽の声が聞こえなくなってしまったのだ。翔は何も張らないまま、ツボを開けるよう頼む。これで王の張った札が当たっていたら、アプサラスタイガーは王のものだ。皆が固唾を呑むなか、ツボが開けられる。するとサイコロはツボの中で重なっていた。この場合、目は成立しない事になる。放心状態の翔。ほっとする周りの人達。だが、王が張った札は…!?(第40話)。●本巻の特徴/本来ならアプサラスタイガーは、目無しを当てた王のもの。だが彼はあえて、この場にいる他の七人が一人ずつ翔と対戦して、勝ち残った者が再び王とアプサラスタイガーを賭けた勝負をするという提案をした。それに従って、翔と曲者たちとの対決が始まる。役者・政とは「刷りモン」、トンガリ松とは「プロ野球の勝敗当て」、銀造とは「釣り」、カッパとは「競馬のサカヘコ」で勝負。緊迫した、だがユーモラスでもある対決が続く!