●あらすじ/日本中の名のある博打打ちたちが一堂に会する大がかりな賭場「大花会」が、いよいよ始まる。ここに集まった曲者たちの中には、翔以外にもう1人、アプサラスを持つ者がいるらしい。お響が胴師(親)となって始まった「手本引き」の一本目は、さして荒れもしない静かな展開で終了した。だが翔は、自分に語りかけてくる、もうひとつのアプサラスの存在を強く感じる……(第30話)。●本巻の特徴/どんどんと熱くなっていく大花会。しかしその途中で、兆治は翔にアプサラスを持つ者ではなく、イカサマをしている者を捜すよう命じる。四年に一度のこの大勝負の場で、なんとイカサマを仕掛けている者がいるらしいのだ。翔は必死でその人物を捜す。そして見つけたた答えは…!? また翔の前に、遂にもうひとつのアプサラスを持つ男・王鋭剣が現れる!