両親は男の子がほしかった。でも私は女。彼と目が合うその時まで私の世界は色をなしていなかった。たとえば両親がずっとうまくいっていないのも、たとえば母親が父親の実家に帰りたがらないのも、いつも悪いのは私だった。女に生まれた私が悪いのだから。静かにいい子でいなくちゃいけない。彼の名は佐久間。SEXが上手くて誰ともつき合わないことで有名。自由奔放で傲慢な男。そしてその佐久間が私にからんできて…? ※この作品は雑誌「恋愛LoveMAX」「恋愛チェリーピンク」に掲載されたものを再編集したものです。デジタル配信版の雑誌「恋愛 LoveMAX」「恋愛チェリーピンク」をお求めになった方は、コンテンツ内容が重複する場合がございますので、ご注意ください。