あらすじ永禄八年(1565)――天下布武を標榜する織田信長は、稲葉山城攻略に苦慮していた。翌年、墨俣を取るべく行動を開始するも、織田家の重臣である佐久間信盛、柴田勝家が斎藤龍興らの軍を前に敢えなく敗退を喫す。そんな時、一介の足軽大将であった木下籐吉郎が「奇策」を進言する。それは、まさに奇跡とも言える策略であり、「天下人への階段」の第一歩であった! 「人誑し」と呼ばれた天下人・秀吉の原点がここにある!