あらすじ霊感や不思議な能力をもつ、占い師の木島(きじま)。彼は元々そうした能力はなく、高校時代に今の自分と同じような能力をもつ土屋(つちや)という青年から移された能力だった。以来、その力で生業をしていたがある日依頼された仕事場のアパートで土屋に再会する。まったく力を失っている様子の土屋に、なんだか自分の存在自体を忘れられたような焦燥感にみまわれるけど――。